IGESとは、Initial Graphics Exchange Specificationの略で、一般的にCAD間のデータ変換用のデータフォーマット です。
●CADデータ交換のANSI規格(Y14.26)
Solidを除く幾何形状全般に適して、3次元データの変換では一番多く用されています。
●IGESファイルにはバージョンがあり、5.2以上で正式に日本語(2バイト文字をサポート)をサポートしています。
但し、これ以前のバージョンでも、各CADベンダー毎に異なったネイティブなフォーマットルールを作成し、
日本語をサポートしているものもあります。
●日本自動車工業会では、このIGESフォーマットを元にJAMA-IGESを作成しています。
●1レコード=80バイトの固定長で、作成されるASCII形式のファイルフォーマットです。
●IGESファイルは、5つのセクションで構成されています。
・スタートセクション…ファイルのコメントを記述するところ
・グローバルセクション…ファイル名や単位系など全体に関連する情報定義
・ディレクトリ・エントリーセクション…各要素のインデックッス定義
・パラメータ・データセクション…各要素の座標値などのデータ定義
・ターミネートセクション…各セクションのデータカウントを定義
<IGESデータ例>